NFTはこれからどうなっていくのか?

RadがNFT(Non-Fungible Token)のプラットフォームを作ったというニュースが先週流れていた。デジタルだとリーチできる範囲が広がるので、アーティストやクリエイターを支える候補者は多くなるため、意味も価値もあると思う。


Rad Announces "Rad Collectibles" - The First NFT Platform for Movies, TV, and Celebrities


NFTについては、日本でも、こういう流れに敏感なアーティストやクリエイターおよびその関係者は、とても好意的に受け入れていると思う。(なんか、よ~分からんという人も多いとは思うけど)


ちなみに、ちょうど先日、日本でも『nanakusa』というNFTマーケットプレイスがリリースされるという話が流れていた。



日本発NFTマーケットプレイス『nanakusa』が本日、β版サービスを開始。提携するブロックチェーンゲーム・コンテンツが発行するNFTを、イーサリアム及びPolygonにて出品・購入可能にPolygon決済に対応したNFTマーケットプレイスは国内初!


NFTマーケットプレイスの仕組みは、このプレスにも掲載されている図が分かりやすいと思う。



NFTはこれからどうなっていくのか?_a0004752_09190799.png


二次流通以降も、アーティストやクリエイターに収益が発生するところがNFTのいいところでもあるが、とはいえ、現在注目されているような高額での取引が中心になってしまうと、多くの人で支えることが難しくなって、またアートが遠ざかってしまうのではないかという懸念もある。 



ちなみに、米国では、「適格投資家」(Accredited Investor)という区分があるが、昨夏、この定義が改正されたと話題になっていたように、

「投資家としての専門知識、経験、資格」を有する金融リテラシーの高い投資家は適格投資家とする(by 適格投資家の定義を米国SECが修正|金額の基準や今後のメリット

とされ、「SECが適格投資家および私募市場のハードル引き下げ、仮想通貨資金調達に追い風か」という見方も示されていたりするように、一定のお金がこういったNFTのようなところに流れるようになっているところもある。



NFTはトークン一つで1つの価値を示すので、分けたりすることは想定されていないかもしれないけれど、高額なものをどうするの?というところでは、小口を集めて取引し、それでも独自性を担保し続けるような仕組みが出てくるのではないだろうか。

すなわち、株式や不動産で少額投資したものを集めて、取引単位にするアグリゲーターのようなプレイヤーが出てくるのではないかということである。

そんな感覚を、NFT関係のベンチャーに出資しているシリコンバレーのVCの方に投げかけてみたが、「まあ、アリかもね」という反応だった。

あながち変な感覚ではなかったということか☆
 

by yoshinoriueda | 2021-03-25 08:47 | POP・movie・スポーツ | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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