Webinar メモ:”SaaSは「位置エネルギー」のビジネス”ってのが妙にしっくりときた #スタートアップ
2023年 03月 22日
- SaaSビジネスは、顧客を集めることにより位置エネルギーを蓄えて、それをベースに収益を得ていくビジネスモデル。
- 位置エネルギーを高めるためには、複数のプロダクトにより収益源を広げることが必要で、それが成長のためには必須となる。
- 一般的なSaaS企業の成長率は、規模が拡大するにつれて低下していくが、日本のSaaS企業は必ずしもそのようになっていない。特にMoney Forwardは様々なプロダクトをローンチしてクロスセルに持ち込むことや、M&Aを行うことで、成長を遂げている。
- 海外では、M&Aにより規模が拡大するケースが多いが、日本でも2021年度以降、M&Aが増えている。
- 参入が少ない領域・業界(ブルーオーシャン)を広くおさえることで、その後、クロスセルにより、成長している事例も出てきている。(例:床屋SaaS企業Squire)
- オフィスワーカーのための「デスクSaaS」だけでなく、今後は、ブルーワーカーの「ヘルメットSaaS」も考えうる領域。
- これまでは、解決しやすいところでSaaS企業が立ち上がってきたが、解決しなければならないところ(金融・保険等)ではまだまだ余白がある。
- これまで海外の事例を参考にしながら成長を遂げてきた日本のSaaS業界だが、今後は「海外にヒントはあっても、正解はない」という状況になっていくだろう。