煙大国 なんとかして~
2006年 01月 08日
タバコを吸わない人がタバコをいやだと思う気持ちは、吸う人には分からないだろうし、分かってもらえないだろう。極端な場合、食事のときにタバコの煙を吸うと吐き気がしたり、大量に浴びると頭がクラクラしたりするのだが、そんなことは理解してもらえないかもしれない。
まあそれはそれでいいとして、きっちり分煙するなり、それなりのマナーをもって吸うなり、そんなことを心がけるのがオトナなのではないだろうか。
日本では、いまだにほとんどの場所でタバコを吸うことができる。しかも、なんのためらいもなく。社会全体のマナーとしては最低だと感じる。歩きタバコも多い。オトナの手の高さは、子供の目の高さであり、歩きタバコは本当に危険である。もちろん、オトナの服を汚したりすることも考えられる。
いい年をした大人で、しかも、相手が知り合いで、その相手が吸わないことを見てわかっていても、「吸ってもいいですか」と一声もかけず、煙を吹きかけるのは、その相手を人間としてみていない、単なるオブジェとしかみていないのではないかと感じる。
シリコンバレーでは、しっかりと分煙がなされているし、必ず節操のある、マナーの高い吸い方を吸う人がほとんどだった。だから、相手がタバコを吸う人であっても、それほど気にならなかった。
あらためて思い起こしてみると、日本でも、親しく付き合っている人たちはほとんどがタバコを吸わない。吸っても、節操やマナーがある人がほとんどである。逆に、吸うと分かっている相手には、やはりこちらも気を使って、屋外のタバコが吸える場所を敢えて探したりしてお付き合いしてきたつもりである。
それにしても日本は煙たいし、マナーも悪い。なんとかならないものだろうか。せめて、分煙、あるいは最低限のマナーを守ってほしいものである。