久しぶりの新幹線での東京往復
2006年 03月 14日
滋賀のあたりでは、雪が積もっている様子が見え、余計に寒さが感じられる。国公立の大学入試の後期日程が昨日と今日にかけて実施されているようだが、寒さに負けず、受験生がこれまでの勉強の成果が発揮できればいいなあと思いながら、昔、自分が受験した頃を思い起こした。
母校の電気系の学科は、情報系の学科と並んで、近年、学生の人気がないらしい。目に見えないことを学ぶということがあまり受け入れられていないのか、あるいは、面白さが感じられないのか、工学部の中でも、合格点が最低ランクになっているとのこと。15年くらい前は、医学部よりも難しいといわれていたのだが、それがウソのようである。
そういえば、シリコンバレーでも、IT系の勉強に対する興味が低下していることを懸念する議論を耳にしたが、そんな動きと何か関連性があるのだろうか?
新聞では、ライブドアの上場廃止や、証券取引等監視委員会による告発のニュースが報道されていたが、IT関連企業が全て悪いことをしているわけではないのだから、それはそれとして、個人的には、電気・電子・情報などの分野の面白さをもっと感じてほしいと思う。
ところで、面白さを感じるには、どうしたらいいのか。それは、基本的には、自分で見つけるものだと思うが、だからといって、教える側の努力もなければならないとも思う。
奇しくも、今日のプロフェッショナル・仕事の流儀は、英語講師・竹岡広信氏。彼の信念は、
・教師の役割は「生徒が伸びる“きっかけ”を与えるだけ」といったもの。そんなの当たり前だろ~と思うけど、これに気づくのは実は結構難しい。でも、これに気づけば、あとは、楽しさをどう伝えるか、それがポイントになると思う。
・好きだからこそ身につく
ちなみに、私がスキーを教えるのはなぜか。それは、自分が楽しいと思うスキーのその楽しさを伝えたかったから。だから、いつも笑っていた。寒くても、苦しくても笑っていた。大きな声で元気に教えていた。怒りは伝染する。でも、楽しさも伝染する。そんな正の循環を作っていきたい。そんなことを感じながら教えていた。
出張の疲れからか、とりとめもなく、そんなことを考えた。やはり、出張は、新幹線より飛行機かな(^^;