「嫉妬より称賛」:その背後には多様な価値観の肯定が必要

人間誰でも嫉妬するという気持ちは経験したことがあるだろう。しかし、日本は、それが極端だったり、陰湿な手段で攻撃するように発展することが多いと思うことがある。昔からの「ムラ」的発想が抜けないのか、他人と違うことをする人間を嘲ったり、仲間外れにしたり、イジメたり...

人は、ひとりずつ違う。まったく自分と同じ人間がこの世の中に存在するということはない。だから、価値観も異なる。全てにおいて全く同じということは、なかなかない。しかし、「みんな一緒」という結果の平等を求めるがゆえに、出る杭を打とうとする。

日本経団連会長の奥田氏の言葉が日経新聞2006/4/7に掲載されていた。
問題は成功者に嫉妬し、引きずり降ろす力が日本社会に強いことだ。それでは経済全体が沈滞する。成功者を尊敬し、それを目標にして自分も頑張ろうという『称賛の経済学』に転換すれば、今以上に社会が活気づくだろう。
「成功」の定義自体がイロイロあることがまず前提として必要だが、それがあったとして、成功者を妬むのではなく、自分はその成功者とは違うんだと考え、自分ができることを一つ一つやっていくことが大切なのだと思う。

褒められて嫌な気分になる人はいない。相手のことをしっかりと認め、何か一つでも褒めることにすれば、自分ももっと楽しくなるかもしれない。そうすることを2006年第2四半期の目標としようと思う。
by yoshinoriueda | 2006-04-10 12:53 | VC・VB・イノベーション・mgt | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


by yoshinoriueda
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