久しぶりの「机上の空論」戦

久しぶりに、延々と「机上の空論」戦をした。上司が言ったことを「絶対の真実」と受け止めて、その意に沿うように「ストーリー」を組もうとする。そんな光景は、大企業の中ではよくある話。飲まず食わずで数時間続けられることもある。

生産性という概念には、インプットとアウトプットの定義が不可欠。それは、個々人によって異なる。上司の命令がインプットで、その意に沿うストーリーを組むことがアウトプット。そう考えている人もいる。それで回る世界もあるだろう。例えば、規制産業。国の命令、法律といったものが「絶対」で、それに従ったことしかできない。いや、しなくてよい。そんな世界も現実にはある。

しかし、上司の言葉は、考え方のヒントであり、一つの情報である。それらも含めながら、市場は何を求めているのかを、いろいろな立場で考える。それらがインプット。アウトプットは、お金を払ってくれる人たちに届けるサービスや商品、あるいは、そこに至るまでのプロセス、そんなものたち。そんな考え方もあるだろう。

前者と後者の立場で話をすると、「机上の空論」戦になる。どちらも達成させようとして、結局、どっちつかずになる。傍目に見れば面白い。ただ、当事者であると非常に疲れる。無為な時間を過ごしたと、後悔さえする。そんなことを通り越して悲しくなることさえある。

だから、絶対オススメ!「机上の空論戦を避けること!」
by yoshinoriueda | 2006-04-20 23:03 | 対話の中から発見する! | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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