「商い」の学び方
2006年 07月 18日
・・・例えば、シルバーのアクセサリーを卸して売っている社長さんと出会って、その人にとりあえず明日手伝いに来いと言われたんですね。それで次の朝に手伝いに行ったら、いきなり行き先も告げられずに車に乗せられて、鶴見緑地公園にあるホールで松下の電気製品の展示をやっているところに連れて行かれて。で、なんだなんだと思ってたら、その社長が「ここで一日シルバーアクセサリーを売って、十万以上売れたら面倒見てやる」って言っていなくなったんですね。値段の相場もわからないし、どうやって売っていいかも分からないし、そもそもみんな電化製品見に来てるし(笑)。午前中は一つも売れなくて困ったんですけど、白い布の上に置いたら格好よく見えるとかいろいろ試行錯誤して、午後だけで十五万ぐらい売れて。そんな中で、どうやったら物が売れるんだろうとか、原価がどれぐらいだろうとか、値付けはどうしたらいいんだろうとか、そういうことを考えていくうちに、お金ってこうやって儲かるんだなってなんとなく実感できた。まさに、実践の中から商いを体得しているといえるのではないだろうか。ベンチャー、ベンチャーというけれど、商売の原点はこんなところにあるのだと思う。
そういう風に課題を与えられて、それがクリアできるとこいつ面白いからなんかやらせてみよって他の社長さんを紹介されて、その人からまた課題をもらって・・・という感じで2年間ぐらい商いを学びましたね。・・・(2006年6月16日付け京都大学新聞2面より)
先月からドリコムブログに鞍替えしたので、興味深く読みました。
ベンチャーの社長さんのエピソードは、バイタリティがあるものが多いですね。
周りでも、当たり前のことのようにさらっと聞かせてくださる方が多いですが、人並みはずれた工夫をされていて、感動してしまいます。
それはそうと、このエントリーに登場した内藤さんは、ホントにバイタリティが溢れていますよね。
私はこの記事を読んで、ついつい、「負けないように頑張らねばー!」と思ってしまいました(^^;;
これから暑い夏、頑張って乗り切りましょう!