交渉上手は「基準」をずらす
2007年 07月 20日
そんな中、社名を挙げれば「天下の○○」と呼ばれるようなとあるお客さまとの交渉に臨んだのだが、結果として、短い時間の中で、非常にインパクトのある内容となった。
その理由は、これまで前提としてきた「基準」のようなものを、全く違うものにしようという提案が出てきたためである。
基準がずれると、これまで膠着していた議論が一気に進展し、双方の立場を納得させることができる「落としどころ」が見えたのである。ちょっとした発想の転換で、事態が進展するとはまさにこのこと。雨雲がたちこめた空に青空が見えたような気がした。
降ってきたり沸いてくる仕事のほとんどは、「どうしよう...」と悩むようなものばかりで惨憺たる気持ちになるものが多いが、このように少し晴れ間が見えるようなこともあり、それはそれで面白いものである。
今週も今日で終わり。来週は、どんなことが起こるのだろうか?!