堺のホテルは満室?!
2008年 02月 15日
タクシー運転手の話だと、最近、堺地域のホテルはめっきり予約がとれなくなっているとか。
石津川の駅前の見慣れた堺サンホテル石津川も、ウェブサイト上では、予約がとりにくくなっていることが記されていた。
ホテルが混み合っているのは、シャープの工場建設というビッグプロジェクトがあるせいだとか。
大きな工場が建設されることに伴う経済効果は、着実に地元に出てきているのだろう。
ちなみに、毎日jpの「シャープ特需:堺沸く 工場進出、10年で10兆円効果◇タクシー利用率〓ホテルの稼働率〓飲食業界も」という記事によると、
シャープ(大阪市)が世界最大規模の液晶パネル工場の建設を進める堺市で、ホテルやタクシーの稼働率が上がるなどの経済効果が早くも表れている。工事関係者による需要が追い風とみられ、地元経済界は工事がピークとなる夏に向けて「特需戦略」を検討中。工場進出の投資額は関連企業分をあわせると総額1兆円。10年間で10兆円の投資効果を見込む推計もあり、大きな期待がかかっている。とまあ、スゴイ規模の話だ。
堺市や隣接の大阪市住之江区の9ホテルが加盟する堺ホテル協会によると、昨年末の着工後、ビジネスホテルを中心に工事関係の技術者らが中長期の滞在客として増加。協会長の杉林克廣・シティホテル青雲荘社長は「冬場の長期滞在者はこれまでほとんどなく、稼働率は例年より2割程度上がっている」と話す。09年度中の工場稼働を見越して3~5社が堺市内で新規開業を検討中という。
建設地は交通事情が悪く、タクシーの利用率も上昇。市内大手の堺相互タクシー(堺市北区)の米川福蔵専務は「時間帯によっては車が足りず、かなり待ってもらうことも」。
工事ピーク時には1日約1万人の出入りが見込まれ、飲食業界も熱い視線を送る。堺商工会議所食品部会の約20社は、昼食用弁当などの供給について戦略を練るための協議会を結成。3月からの実働を目指している。同市臨海部を巡っては、国内最大級の太陽光発電所の建設計画も進行している。
これからどんどん活況を呈するのだろうか?期待したい。
参考記事:
・シャープ「21世紀型コンビナート」を展開@Sharp
・町名変えてシャープな印象!? 堺市(築港八幡町が消える?!)@asahi.com
・シャープ株式会社 堺浜への立地による経済波及効果について(pdf)@堺市報道提供資料
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