知らず知らずのうちに科せられているもの
2008年 03月 28日
考えてみれば、自分自身も福井の嶺南地方を除いて、シリコンバレーに行くまで関西から出たことがなかった。なぜだか理由は分からないけれど、関西以外の土地で暮らすことなんてイメージしていなかった。知らず知らずのうちに、一歩を踏み出せない「心の壁」ができていたのだ。しかし、当時はそんなことにさえ気づいていなかった。
ただ、今は少し違う。
シリコンバレーに行ってはじめて、人間が生きているところならば、ほとんどどこでも生きていけるんだ~という感覚を持つようになった。だから、もう、いつでも関西を離れても生きていける。今はそう思える。
知らず知らずのうちに背負ってしまう十字架、科せられてしまう足枷、心の壁...
人生は有限。振り返ったときに悔いのないようにしたいものだ。桜を見ながら歩きながら、そんなことを感じた。