知らず知らずのうちに科せられているもの

出張先で合った人と日比谷公園から有楽町に向けて歩きながら、少し話をした。その人は、「いつかは世界へ!」と思いながら、いまだに関西以外の地域で暮らしたことがないとのこと。8年間会社に勤めている間に、守りに入ってしまっているという。

考えてみれば、自分自身も福井の嶺南地方を除いて、シリコンバレーに行くまで関西から出たことがなかった。なぜだか理由は分からないけれど、関西以外の土地で暮らすことなんてイメージしていなかった。知らず知らずのうちに、一歩を踏み出せない「心の壁」ができていたのだ。しかし、当時はそんなことにさえ気づいていなかった。

ただ、今は少し違う。

シリコンバレーに行ってはじめて、人間が生きているところならば、ほとんどどこでも生きていけるんだ~という感覚を持つようになった。だから、もう、いつでも関西を離れても生きていける。今はそう思える。

知らず知らずのうちに背負ってしまう十字架、科せられてしまう足枷、心の壁...

人生は有限。振り返ったときに悔いのないようにしたいものだ。桜を見ながら歩きながら、そんなことを感じた。
by yoshinoriueda | 2008-03-28 23:40 | 思うに・・・ | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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