「アラン・フレッチャー:英国グラフィックデザインの父」@ggg

「アラン・フレッチャー:英国グラフィックデザインの父」@ggg_a0004752_922127.jpgギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で、「アラン・フレッチャー:英国グラフィックデザインの父」と題した企画展が開催されていたので立ち寄ってみた。(写真は、ギンザ・グラフィック・ギャラリーのウェブサイトより)

ギンザ・グラフィック・ギャラリーのウェブサイトによると、アラン・フレッチャー(Alan Fletcher)の略歴は、次のように紹介されている。
1931年ケニヤ生まれ、2006年9月没。5歳でイギリスへ渡り、西ロンドンで育つ。ロイヤル・カレッジ・オブ・アート、イェール大学建築デザイン学部で学んだ後、ロサンゼルスのソール・バスの元で働く。イギリスへ戻り、1962年にフレッチャー/フォーブス/ギル社を設立し、ピレッリ、ペンギン・ブックス、オリベッティなどの仕事を手がける。1972年にペンタグラムを共同で設立し、ロイター、マンダリン・オリエンタル・ホテル・グループ、ヴィクトリア&アルバート美術館、ロンドン・ロイド社、ダイムラー・ベンツ、アーサー・アンダーセン&Co.など大規模なクライアントの仕事を手がける。1992年ペンタグラムから独立し、自らのスタジオを開設。また1994年以降、ファイドン・プレスのクリエイティブ・ディレクターとして、多様な美術書籍の出版に携わる。
「アラン・フレッチャー:英国グラフィックデザインの父」@ggg_a0004752_924358.gifさまざまな広告デザインを手がけていたようだが、展示を見て感じたのは、シンプルでありながらも斬新で、ほんの数本の線がこんなにいろいろな動きを醸し出してくれるのか!という感動に似た感覚。

左のポスター(ギンザ・グラフィック・ギャラリーのウェブサイトより)など、単なる○と△と□だけなのに、風船とカクテルグラスに見立てられ、なんだか楽しそうな雰囲気。

そういったものだけでなく、展示されているポスターのなかには奥が深い言葉が選ばれているものもあった。

地下に飾られていた"Love Is"と題された1988年の作品には、
Love is an irresistible desire
to be irresistibly desired.
という言葉が書かれていた。「愛とは抑えがたいほど求められたいと願う抑え難い欲求」といった意味だが、なかなか奥が深い。

ちょっと立ち寄った銀座のギャラリーだったが、とても充実していて、幸せな気分になった。
by yoshinoriueda | 2008-05-31 08:00 | POP・movie・スポーツ | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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