CO2排出量の可視化、電力・都市ガスなど25品目対象に
2008年 09月 09日
CO2排出量の可視化、電力・都市ガスなど25品目対象に-環境省、有識者会議に方針を提案問題を解決するにしても、問題が「見える」ことが大切。そんな思想に基づく「見える化」はトヨタ生産方式の手法であるが、それがCO2に応用されるようになってきている。今後、これが標準になるのだろうか。
環境省は8日、製品生産時の二酸化炭素(CO2)排出量を消費者に示すための方法案をまとめ、有識者会議に提案した。家庭が1年間で購入する日常品や受けるサ-ビスのうち、CO2排出総量の多い上位25品目を対象とする方針を掲げた。電力、ガソリン、都市ガスといった燃料や食品、家電、衣料、宿泊などが含まれる。同時に環境家計簿の記載内容を増やした「日常生活CO2診断ツ-ル」の作成も提案した。これら2種類のCO2表示方法を詳細に検討するための分科会もそれぞれ立ち上げる。