渡欧準備として「モンベルのベルニナブーツ」&『日本語が亡びるとき』(水村美苗)を購入~♪
2008年 11月 23日
今回は寒いところに長期滞在するため、靴がポイントになりそう。仕事で初めて渡欧したのは12月のパリだったが、底冷えのする寒さには堪えた。その記憶が甦ったため、普通の靴ではなく、ブーツを探すことにした。
学生時代は、スキーのために、そこの分厚いトレッキングシューズを愛用していたのだが、紐が面倒な上に、重かった。結局、ゴム底が劣化して剥がれ落ちるまで使い尽くしたのだが、今回は、軽くて暖かそうなものを選ぶことにした。
こんなときに便利なのが大阪駅の高架下にあるGARE。いくつかのアウトドア専門店を集中的に見て回ることができる。
いくつか見て回って、今回選んだブーツは、モンベルのベルニナブーツ。これなら日本で雪に見舞われても大丈夫そう。ちなみに、製品説明によると
オーロラツアーや雪祭りなどウインタートラベルに最適な軽量ブーツです。中綿には靴用に開発された薄綿保温材シンサレート、中敷きにはクッション性と安定感に優れ、起毛素材を使用したフットヘッドを採用、抜群の保温性を発揮します。アッパーには防水性に優れた人工皮革を用い、縫製部分のないアッパー下部からの浸水を防ぎます。くるぶしより上の両サイドにはネオプレンを使用し、断熱性とフィット性を高めています。ビブラム社と共同開発した低温下でも硬化しにくいソールは幅広で雪面との接地面が広く、高いグリップ力を発揮します。足入れ口前後のストラップや、かかと部のヒールブロックにより簡単に脱ぎ履きができます。※ソールは張り替え可能です。とのこと。さすがに雪は積もってないと思うけれど、降らないとも限らない。効果を現地で試すこととしよう。
ついでにといってはなんだが、「「日本語が亡びるとき」 売り切れ@ジュンク堂」のエントリー以来探していた『日本語が亡びるとき』をジュンク堂でようやくゲット!
ヒルトンのジュンク堂は5階と6階の2フロアに拡大されていて、なかなかの充実ぶり。とにもかくにも渡欧の際にじっくり読もうと思う。
蓮實重彦さん(仏文、映画研究者、批評家、元東大総長)
が、
下に引用したようにいろいろとおもしろいことを言っていました。
東さんのはいまいち。
---
わたくしはひたすら稚拙な英語しか話せませんが、それでも問題はありません。文学なり、音楽なり、絵画なり、映画なりあるいは政治でも理系の研究でもかまいませんが、われわれのほうが絶対に優位に立てる何かを持っていれば、相手は必ずこちらのいうことを聞いてくれます。そこからすべてが始まるのであり、それがないと、人は言語に触れることさえできません。
---
「あなたがおっしゃることは間違いである。そこで、どこが間違いなのかをこれから説明してみせよう」というときには、相手よりも多くの情報と、より高度な修辞を駆使しなければならない。相手が英語圏の人であればシェークスピアを引くのがよかろうし、中国人であれば李白の詩を三つか四つ挙げて説得すべきだろうし、少なくとも相手が耳を傾けるような修辞学的な戦略が必要となります。
---
しかし、コミュニケーションの醍醐味は「創発」だと思えば、優位性よりも、「視点」や「哲学」が大事になると思います。
シリコンバレーにおけるベンチャーの現場でのコミュニケーションもそんな感じのやりとりを多々目にしましたが、個人的には、こちらのほうがワクワクします。
ちなみに、双方向の実りあるコミュニケーションは、その場限りであり、簡単に思えるかもしれませんが、実は、一方向のコミュニケーション以上の日々の努力が必要ではないかと感じています。