道なき道を行く者の「孤独感」は宿命か?!
2009年 01月 04日
「(チームが不調の中で)僕は今まで一人しかやっていないことに挑戦する。そういう中でモチベーションを保てない人もいる。そういう人達に僕がトライしている気持ちが分かる訳もないじゃないですか?それを考えると孤独だなって思いましたよ」と語るイチローのコメントが紹介されていた。道なき道を行く者の「孤独感」は宿命なのかもしれない。最後は自分だけが頼りという勝負の場にいるからこそそう思うのだろう。ただ、イチロー選手には、彼を理解してくれる大切なパートナーもいるわけだし、勝負の場を離れれば、孤独感はなくなるのかもしれない。
他人とは違うことをするというのは、シリコンバレーなどでは「常識」かもしれない。自分の頭で考え、心の底から納得して、行動に移すならいい。しかし、どこかの集団に属して、他人と同じようにやることや指示どおりに動くことの楽さ加減を知ってしまうと、「これでいいや」と諦めてしまって、安易な方向に流れることが習慣となってしまうかもしれない。
他人と違うことをするのはパワーもいるし、しんどいことかもしれない。しかし、そこに挑まなければ、さらなる高みには到達しない。慢心することなかれ、思い上がることなかれ。たとえ勝負の場面で孤独感を感じても、そこを離れれば、自分の大切なパートナーはきっと理解してくれるはず。そう信じて自分がこうだと思う方向に進んで行きたい。