いつか一緒に

朝、曇り空を見上げながら、家を出た。今日は、日本の南のほうで皆既日食が見られ、本州でも部分日食が見られるということで、朝のニュースは各地の様子を伝えていた。

職場に到着しても空は厚い雲に覆われたままだった。大阪では、11時過ぎに部分日食が最大になるということで、11時前からビルの外に出て、空を眺めてみた。


相変わらず空は灰色だ。


太陽がどこにあるのかさえ分からない。


もう、当分見ることはできないのかという思いがあって、一生懸命、雲の間を探してみたのだが、飛行機が雲の下を飛んでいるのが見えるくらいで、太陽は全く見えない。


部分日食が最大になる時間を過ぎても、空はべつに暗くもならなかった。


そして、ショーは終わった。のだろう。きっと。


次は、大切な人と一緒に日食を見てみたいものだ。次の日食が日本で見られるのは、26年後。それまで、その夢をとっておこう~


参考:<皆既日食>奇跡の6分30秒 金星や水星が姿現す
by yoshinoriueda | 2009-07-22 21:55 | ショートストーリー他 | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


by yoshinoriueda
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