感動のある高等教育@スタンフォード大学

2004年9月6日付の日本経済新聞に早稲田大学のカワン・スタント教授のコメントが掲載されていたが、スタント氏は、「感動が生まれることにより、いっそう、前に進みたくなるということが、日本の高等教育に一番欠けている」と述べている。これを読んで、6月までスタンフォード大学で受けた工学系の授業での感動を思い出した。

電気工学の授業では、ルーターの基本原理から解説がなされていたが、一気に、その根本的な理論まで深まったかとおもうと、実際、どのような機器が販売され、運用されているのかといった例まで広がった。このような授業の深みに感動するだけでなく、参加している学生の質の高さにも感動した。

基礎となる確率論などは、補講としてチューターが担当し、教授は、それが分かっているということを前提に授業を進めている。よって、授業中も、かなりの質問に対するなんらかの回答が学生からなされている。

スタント氏は、日本の大学では8割が授業についてこれないと言っていたが、基礎理論程度しか教えない日本の授業でそれだけの数しかついていけないというのはお寒い状況ではないだろうか?大きな差を感じるのは、決して私だけではないはずだ。日本の先生方には、スタンフォード大学など、米国の高等教育のあり方を、本当にしっかり見ていただきたいと切に願う。

  by yoshinoriueda | 2004-09-08 04:33 | シリコンバレーで感じる! | Trackback(1) | Comments(0)

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