タグ:ロールモデル ( 517 ) タグの人気記事

 

あいまい情報に耐える力

12/28の日経新聞の「春秋」に、佐藤卓己『流言のメディア史』の言葉があった。

「現代のメディア・リテラシーの本質とは、あいまい情報に耐える力である」

あいまいな情報を出すことには躊躇している自分がいる。なぜなら、激詰めされることが予想されるから。

自分自身はどうだろうか?あいまいな情報に耐えられるだろうか。どちらかというと、あいまいな情報はウェルカムだが...



  by yoshinoriueda | 2019-12-28 19:17 | 思うに・・・ | Trackback | Comments(0)

令和元年仕事納めに:独断"先考" 令和を迎えて初めての年末年始にお勧めの一冊

以前、GW前に5つの文献をご紹介しました。

社内からはあまり反応もなく、いよいよ令和を迎えて初めての年末年始に差し掛かり、今回はどうしようかと思いましたが、ご紹介した文献を「全て読んでみました!」という方もおられたようですし、体系的にまとめられた本をしっかり読んでいくことにより、イノベーションについて理解できましたという声も耳にしましたし、前回ご紹介した『起業の科学 スタートアップサイエンス』については、社外の方と話しをしていても、この本に紹介されていた言葉や概念がベースになっており、やはり基本的なことは知っていなければ話にならないだろうと実感しましたので、前回に引き続き、GW後に目を通したものから、読むに値するようなものをご紹介したいと思います。

令和元年仕事納めに:独断\"先考\" 令和を迎えて初めての年末年始にお勧めの一冊_a0004752_20230317.jpg


(あくまで独断で選んでいますし、ご関心の無い方には読むに値しないものとなりますが、ご容赦ください)

『ニュータイプの時代』山口周、ダイヤモンド社、2019

すでにご紹介した『OODA LOOP(ウーダループ)』(チェット リチャーズ)にあったVUCAのもたらすところはどういうものあのかをイメージすることができた一冊でした。

  • VUCA化の進行により「経験の無価値化」「予測の無価値化」「最適化の無価値化」が進む
  • ありたい姿をめいかくに描くことができない主体には問題を定義することができない
  • 「役に立つ」より「意味がある」方が高く売れる
  • リーダーシップは、問題意識によって生まれる

令和元年仕事納めに:独断\"先考\" 令和を迎えて初めての年末年始にお勧めの一冊_a0004752_20054773.jpg

令和元年仕事納めに:独断\"先考\" 令和を迎えて初めての年末年始にお勧めの一冊_a0004752_20191772.jpg



『直感と論理をつなぐ思考法』佐宗邦威、ダイヤモンド社、2019

グラレコ(グラフィックレコード)風の挿絵が楽しく、眺めていて飽きませんでしたが、デザイン思考の特徴と限界、ミッション・ビジョンの重要性を改めて認識した一冊でした。

令和元年仕事納めに:独断\"先考\" 令和を迎えて初めての年末年始にお勧めの一冊_a0004752_20053461.png


  • 「カイゼン思考」も「戦略思考」も「既存の基準の範囲内でパフォーマンスを高めていく」方法論
  • デザイン思考はあくまでも問題(イシュ―)解決のための方法論
  • 「イシュー・ドリブン」ではなく、個人的な関心からスタートして創造性をドライブさせる「ビジョンドリブン」へのパラダイムシフトが進んでいる背景には、問題解決型のアプローチが限界を迎えているということがある
  • 現代のような不確実性が高い市場環境にあっては、「そもそも何をしたい会社なのか」といった全体感が不可欠

令和元年仕事納めに:独断\"先考\" 令和を迎えて初めての年末年始にお勧めの一冊_a0004752_20075506.jpg


『集中講義 デジタル戦略』根来龍之、日経BP、2019

デジタルトランスフォーメーションを進めていくにあたり、基本的な概念が、日本企業の事例を中心にまとめられています。デジタルと既存事業をクロスさせながら考える際のベースとなる概念や言葉が紹介されているだけでなく、これまでに提唱されているさまざまな経営理論が、著者の観点から整理されており、経営戦略や新規事業を担当する方々には、この内容は基礎的なところとして理解しておいていただきたいところです。

  • デジタル化により、「モジュール化→プラットフォーム化→レイヤー構造化」と進む
  • 「生存可能領域」と「主観的可能領域」にはズレがある
  • 基本的な概念・言葉の例:バリューイノベーション(ジョブの解決、ブルーオーシャンと価値曲線、サブスクリプション)、プラットフォームの構築=新しい基本戦略、エクスポネンシャル企業、MTP(Massive Transformative Purpose)

令和元年仕事納めに:独断\"先考\" 令和を迎えて初めての年末年始にお勧めの一冊_a0004752_20094854.jpg


なお、本書の参考図書として前回ご紹介した『プラットフォーム革命 - 経済を支配するビジネスモデルはどう機能し、どう作られるのか』(アレックス・モサド、ニコラス・L・ジョンソン)が紹介されていましたので、前回の選書もあながちハズレではなかったのかと(^o^)/

『未来に先回りする方法』佐藤航陽、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2015

『起業の科学 スタートアップサイエンス』の中で紹介されていた一冊。

「原理」が大事だというところは、やはりそうなんだと感じました。

また、タイミングの重要性については、あまり他の文献では強調されていませんが、この本では、「時刻表」「電車」というアナロジーを用いて説明されていて、そこが刺さりました。

kindle版無料お試し版もあるようです)

  • 「リーンスタートアップ」ではもう勝てない
  • 未来の方向性を読むために重要なのは「原理」を知っているかどうか
  • どれだけ多くの経験を積んでも、この世界の「不確実性」からは逃れることができないのならば、いっそのことそのリスクも理解したうえで組織をつくるという理詰めの選択の結果が、あの「20%ルール」
  • ビジネスの世界には、定められた時刻表はない。自分の予測にもとづいて、電車がやってくるタイミングを読む必要がある。タイミングがすべてを決める
  • リアルタイムの状況を見ると自分も含めて誰もがそうは思えないのだけれど、原理を突き詰めていくと必ずそうなるだろうという未来にこそ、投資をする必要がある

令和元年仕事納めに:独断\"先考\" 令和を迎えて初めての年末年始にお勧めの一冊_a0004752_20111360.jpg

『訴訟王エジソンの標的』グレアム・ムーア、早川書房、2019

エジソン対ウェスティングハウスの戦いをウェスティングハウスの弁護士の視点から描いた物語で、ニコラテスラも登場します。電気が使われ始めたころに想いを馳せつつ、交流・直流戦争を垣間見ることができ、娯楽としてなかなか面白いと感じました。

また、さまざまな言葉が各章の冒頭に引用・紹介されている中で、スティーブ・ジョブズの言葉を何度も取り上げているところは、著者の若い感性がにじみ出ていると感じました。

ちなみに、私は、アグネス・ハンティントンという女性が謎めいていて惹かれました(*^^*)

これ以上はネタバレになりますので...

令和元年仕事納めに:独断\"先考\" 令和を迎えて初めての年末年始にお勧めの一冊_a0004752_20125359.jpg


****************

最後になりましたが、本年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。年末年始もどうぞご安全に!

関連記事:平成最後の営業日に:独断"先考" 令和を迎えるGWにお勧めの一冊

  by yoshinoriueda | 2019-12-27 08:00 | 思うに・・・ | Trackback(1) | Comments(0)

「自主性」がキーワードになっている教育現場の話を聞いて感じたこと

最近の教育現場では「自主性」がキーワードになっているという話を聞いた。服装を自由にして、自らどのようなものがよいかTPOを考えさせるところからも自主性は養われるのではないかという話もあった。

画一的なことを強要すると自主性は伸びないのではないか。そんな話をされていた。

そんな話を聞いていて、その対極にあるような話を思い出した。

それは、ルールやマニュアルを熟知し、それを滞りなく運用することができるということが美徳とされる組織とその遺伝子を受け継ぐ人たちの話である。

自主性が即、イノベーションにつながるというわけではないが、定められたことをきちんとこなすことを強く求めるというのは、クールでもイノベーティブでもない。むしろ、その対極。

ま、そんなのは相手にせず、先に進むとしよう。

  by yoshinoriueda | 2019-10-05 22:30 | 思うに・・・ | Trackback | Comments(0)

2年前の問題意識から最近感じること

2年前の今日、こんなことを感じていたようだ。

☆☆☆☆☆☆☆
同じものをみていても、無関心だと気づかない。しっかりと観察することで、気づかなかったことが見えてきて、洞察につながっていく。ビジネスも勉強もスポーツも音楽も料理もなんでもみんな同じ。観察して気づいて体得し上達する。全ての第一歩となる観察。どうすればその意味や技が伝えられるだろうか
☆☆☆☆☆☆☆

2年前からこの問題意識はあまり変わっていない。忙しさのあまりに問題意識が薄くなることもあるけれど、基本的には教えるより気づかせるほうが本人の成長になると思っている。

ただ、最近思うのは、気付くにも相応の水準が必要ということ。いろいろなことに気づくというレベルまでは、教えることに時間を割かないといけないのだが、一方で、教えすぎると、「バカにしてんのか?」と気分を害するのではないかと思ったりもして、バランスが難しい。ただ、思った以上に基礎的な部分が出来ていないと感じることも多いのも事実。

新規事業は、見えている課題を解決することから始まるものがある一方で、現時点では答がないところに、答えを見いだすようなものもあり、後者の場合、将来像を自分たちで掲げ、解を模索していかなければならない。学び、考え、実践して経験を重ね、事業とともに自分たちも成長していく。

そんな新規事業の旅路は、楽しいことばかりではないけれど、それでも前に進んでいこうとすることで道が開けると信じている。そこがたとえどんな世界であっても。

何が出るか分からない、そんなスリル満点の旅に一緒に出掛けませんか?(最後はナンパで終わる…(^^;)


  by yoshinoriueda | 2019-06-26 08:20 | つれづれなるままに... | Trackback | Comments(0)

「八紘一宇」

「八紘一宇」_a0004752_21253326.jpg


この言葉の意味を正しく理解すること~☆

って感じに校庭の片隅に置かれている。

  by yoshinoriueda | 2019-06-22 09:50 | キャリア・生き方・教育 | Trackback | Comments(0)

価値観の継承

朝からとてもいい天気

雲一つない青空の下で 最後のお別れ
思い起こせば 晴れていたことが多かったかな

誰にでも公平に、平等に接すること
 そして
努力すること、挑戦すること、一生懸命やること

その価値観は脈々と受け継がれ、その価値観はimmortal
それだけは消えずに残る 永遠に

今まで見守ってくれてありがとう
ただ見ていてくれるというそれだけで
安心して前に進むことができた

ただ見てくれているという存在が
そんなに力を持っていたことに改めて気づいたよ

お疲れさまでした
おやすみなさい

価値観の継承_a0004752_22332266.jpg


BGM:ONE OK ROCK: Wasted Nights

More [Wasted Nights]

  by yoshinoriueda | 2019-06-06 11:40 | 思うに・・・ | Trackback | Comments(0)

帰ることができる場所を探し続けるのが人の常か

帰ることができる場所がまたひとつなくなった
物理的な場所ではなく、安心できる場所というべきか

人はみな帰ることができるところに戻っていく
帰ることができる場所があるというのは幸せなこと

夕方、多くの人が電車に揺られて家路につくのを眺めながら
そんなありふれた幸せに気付かされる

人はみな帰ることができる場所を探し続けるのだろうか

心が安らぐ場所は、誰かから与えてもらえるものなのか
あるいは求めて得られるものなのか
それとも自分で努力してつくるものなのか

人生の中でその答えを探し続けているのかもしれない

BGM:『愛燦燦』

More BGM:『愛燦燦』

  by yoshinoriueda | 2019-06-05 18:15 | 思うに・・・ | Trackback | Comments(0)

平成最後の営業日に:独断"先考" 令和を迎えるGWにお勧めの一冊

いよいよ平成の時代も終わり、令和に突入することになりますが、新しい時代を迎えるに当たり、昨夏から最近までに読んだ本の中から、業務上参考になると感じた本・資料を独断を交えてご紹介します。

業務の関係から、イノベーションやベンチャーの世界に偏っていますが、GW中、「先を見て考える」皆様の一助になれば幸いです。

**********

■『両利きの経営』チャールズ・A. オライリー, マイケル・L. タッシュマン
https://www.amazon.co.jp/dp/4492534083/
「深化」と「探索」を両立させながら企業を持続・発展させるためにはどうすればよいか。海外の事例が中心となっていて、少し古いところもありますが、現在取り組んでいる業務が「深化」に関係するのか、「探索」に関係するのかを考えながら、読み進めました。頭の整理ができたとともに、考えさせられる一冊でした。

参考:日経の書評 https://www.nikkei.com/article/DGXKZO43949870Z10C19A4MY5000/

■『OODA LOOP(ウーダループ) 』チェット リチャーズ
https://www.amazon.co.jp/dp/4492534091/
「VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)な環境下では、PDCAサイクルではなく、OODA(observe, orient, decide, act)が鍵となる」という話を耳にすることが多くなってきています。本書は、軽く読むには少し難しいところがありますが、OODAという考え方の原点を知ることができる資料となっています。

■『起業の科学 スタートアップサイエンス』田所 雅之
https://www.amazon.co.jp/dp/4822259757/
社外の方、特にベンチャーの方々と話をしていると、「わが社はPMF(Product Market Fit)を達成するのが目下の課題です」といったピッチを聞くことがよくあります。ベンチャーがどのように成長するか、その過程を分解して垣間見ることで体系的にそのステップを理解できます。(最近、入門編が出ているようですが、写真や事例も多いので、こちらのほうも読みやすいと思います。)

■『プラットフォーム革命 ― 経済を支配するビジネスモデルはどう機能し、どう作られるのか』アレックス・モザド, ニコラス・L・ジョンソン
https://www.amazon.co.jp/dp/4862762492/
GAFA(Google, Amazon, Facebook, Apple)やBATH(Baidu, Alibaba, Tencent, Huawei)とともに「プラットフォーム」という言葉を耳にする機会が多くなっていますが、いわゆる【デジタルな世界】におけるプラットフォームビジネスの本質は何かということをいろいろな事例(少し古いですが)も参考にしながら理解することができます。

■『事業会社と研究開発型ベンチャー企業の連携のための手引き(第三版)』
https://www.meti.go.jp/policy/tech_promotion/venture/tebiki3.pdf
コーポレート・ベンチャーキャピタルとはどのような仕組みで、どんなところに注意しながらやっていけばよいかといったことが解説されています。基本的かつ基礎的な知識として知っておくとよいものがコンパクトに纏められています。

参考:経産省ニュースリリース https://www.meti.go.jp/press/2019/04/20190422006/20190422006.html
**********

GW中もどうかご安全に。


関連記事:令和元年仕事納めに:独断"先考" 令和を迎えて初めての年末年始にお勧めの一冊

  by yoshinoriueda | 2019-04-26 15:00 | いろいろ読んで考える! | Trackback(1) | Comments(0)

底が知れているのなんてすぐに見破られるのに... 

底が知れていることなんて、すぐに見破られるのに、なぜ、取り繕うのだろう?

他人の知恵を借りて、知っているかのように取り繕って、突っ込まれたら答えられなくて、言葉が上滑りしている。

どうして自分の頭で考えようとしないのか。どうして自分で調べようとしないのか。どうして理解しようとしないのか。どうして成長しようとしないのか。

そういう人間に限って、プライドが高く、自分はデキると勘違いしている。

そういう人間に限って、打たれ弱く、攻められることに慣れていない。

そういう人間にも、何度もチャンスを与えてきた。

そういう人間にも、何度も助言をしてきた。

人間というのは、そんなに簡単に変わらないし、そんなに簡単に成長もしない。

自己否定、自己変革を重ねていかなければ、時間の経過とともに、ただ年齢を重ねるだけ。

経験の機会も、成長の機会も失い、ただ、老いていくだけ。

そんな人間と一緒に仕事をしたいと思うだろうか。そんな人間と一緒に旅に出たいと思うだろうか。

他人事ではあるが、一方で自分事でもある。いつもそんな風にみられているかもしれないという気持ちで日々過ごしていきたいものだ。



  by yoshinoriueda | 2019-02-19 23:24 | 思うに・・・ | Trackback | Comments(0)

イノベーション人材を因数分解すると

「イノベーション人材を因数分解すると、どうなるんですか?!」と問われたので、ちょっと考えてみた。

イノベーションの過程では、
  • 「目指すべきところ(未来)」を思い描き、
  • 「試行錯誤の連続」というプロセスを経ながら、
  • 「マルチな要素の組合せ」により相乗効果を出していく
ということになるので、イノベーション人材は、いわば、イノベーションを具現化する「ビジネス・プロデューサー」であるといえるだろう。

もしそうだとすると、ベースの部分で、
○自分が新しい文化、産業を作って未来を変えるのだという気概
 (いわば"change the world"気質)

○ビジネスパーソンとしての高いレベルでの基本的素養

  • 理解力や表現力を中心としたコミュニケーション能力
  • 経験した事業自体に対する深い理解
  • 先進的な取り組みに対するアンテナの高さ
  • (基礎的な経営戦略、財務会計、法律、ITスキル)(あれば望ましい。自己啓発でも一定程度身に付けることができる。「気概」があるかどうかが重要)
があった上で、
○構想力
  • 知的好奇心+行動力により、見えないものに気付き、アイデアを生み出していく力
  • 本質を理解し、知識と経験により、再構成していく力
  • 人を巻き込んでいく力(そのためにも、人としての魅力も必要か)
○深堀力
  • 先入観・自尊心を捨て、謙虚に徹底的に調べ、自分の頭で考え抜く力
  • (場合によっては)技術を理解することができる力
○柔軟性のある思考と対応ができること
  • 思い通りにならなくても受け止め、へこたれない楽天的気質、打たれ強さ(芯の強さ)
  • いいものを躊躇なく取り込むしなやかさ
  • 謙虚に自分と向き合い、自分に何ができ、ストレッチするにはどうすればいいのかに気付く力
といった素養を持つ人材が望ましいのではないか。是非、そういう人と一緒に仕事をしたい!

っていうか、そんな人材なんて、そんじょそこらにおるか?って感じか(汗)
 

  by yoshinoriueda | 2019-02-01 20:20 | VC・VB・イノベーション・mgt | Trackback | Comments(0)

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE